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Intellectual Property

知的財産・ブランドの法務

社名や商品名を商標登録しないまま事業を拡大し、後から第三者に先に登録されて名称変更を迫られる。外注で作ったロゴやWebサイトの著作権が制作会社に残っていて、改変や転用ができない。退職者が顧客名簿を持ち出したが、営業秘密として管理していなかったため差止めできない。知的財産の問題は、権利化と契約と管理体制を「事前に」整えたかどうかで結果が決まります。このページでは、知的財産・ブランドの全体像を整理します。

Topics

知的財産・ブランドで問題になる4つの場面

それぞれの場面について、詳細をテーマ別の記事で解説しています。

商標・ブランド保護

商標・ブランド保護

商標登録しないリスク、先取りされたときの対処、調査・出願・審査の流れと費用の目安、更新と侵害への対応。

詳しく読む:社名・商品名を商標登録しないリスクと出願の進め方 ― 先取りされたと… →
著作権・ライセンス

著作権・ライセンス

外注で作ったロゴ・Webサイト・動画の著作権の帰属、譲渡契約での27条・28条の明記、著作者人格権の不行使、ライセンスの範囲。

詳しく読む:外注で作ったロゴ・Webサイト・動画の著作権は誰のものか ― 譲渡(… →
営業秘密・不正競争

営業秘密・不正競争

顧客名簿・技術情報を不正競争防止法で保護するための3要件(秘密管理性・有用性・非公知性)と、誓約書・アクセス管理などの管理体制。

詳しく読む:退職者の顧客名簿持ち出しを防ぐ営業秘密の管理体制 ― 不正競争防止法… →
侵害警告への対応

侵害警告への対応

警告書が届いたときの初動、権利の有効性と侵害の有無の確認、回答の組み立て、無視や安易な謝罪のリスク。

詳しく読む:侵害警告書が届いたときの初動 ― 商標・特許・著作権の権利確認、回答… →
Basics

押さえておきたい法律の基本

01

商標は登録しなければ守られない

商標権は特許庁への出願・登録によって発生します(商標法18条)。先に使っていても、他人が先に登録すれば原則としてその名称を使えなくなります(周知性がある場合の先使用権は例外的です)。社名・サービス名・ロゴは、事業の立ち上げ時に調査と出願を済ませておくのが基本です。

02

著作権は作った人に帰属する

著作権は創作と同時に著作者に発生し、外注先が作ったものは契約で譲渡を受けなければ発注者のものになりません。譲渡契約には翻案権等(著作権法27条)と二次的著作物の利用権(28条)を明記しないと、これらは譲渡されなかったと推定されます(61条2項)。著作者人格権は譲渡できないため、不行使の特約を入れます。

03

営業秘密は管理していなければ保護されない

不正競争防止法で営業秘密として保護されるには、秘密として管理されていること・事業上有用であること・公然と知られていないことの3要件が必要です(同法2条6項)。「社外秘」の表示、アクセス権限の設定、秘密保持誓約書の取得などの管理体制がなければ、持ち出されても差止めや損害賠償を求められません。

Steps

対応の基本手順

権利の棚卸し

自社の名称・ロゴ・商品名・コンテンツ・技術情報を一覧にし、登録の有無と契約上の帰属を確認します。

出願と契約の整備

主要な商標を出願し、外注契約には著作権譲渡と人格権不行使、知財の帰属条項を入れます。

管理体制の構築

営業秘密の指定・表示・アクセス管理、入退社時の誓約書、持出しルールを整えます。

侵害への対応

他社の侵害を発見したとき、または警告を受けたときは、権利の有効性と侵害の有無を確認したうえで対応方針を決めます。

Articles

知的財産・ブランドの記事一覧

テーマ別の詳細記事です。新しい記事は毎日追加されます。

知的財産・ブランド

社名・商品名を商標登録しないリスクと出願の進め方 ― 先取りされたときの対処、出願・審査の流れと費用、更新と侵害対応

社名・商品名を商標登録しないリスクと、先取りされたときの異議・無効・不使用取消、出願の流れと特許庁費用、更新・侵害対応を条文付きで整理。

代表弁護士 越水 遥
知的財産・ブランド

外注で作ったロゴ・Webサイト・動画の著作権は誰のものか ― 譲渡(27条・28条)・著作者人格権・ライセンスの注意点

ロゴ・Web・動画の著作権は払っても制作会社に残るのが原則。27条・28条の特掲、人格権不行使特約、ライセンスで決める事項、過去成果物の譲渡確認書を解説。

代表弁護士 越水 遥
知的財産・ブランド

退職者の顧客名簿持ち出しを防ぐ営業秘密の管理体制 ― 不正競争防止法の3要件と誓約書・差止・損害賠償

退職者の顧客名簿持ち出しに備える営業秘密の管理体制。不正競争防止法の3要件、差止・損害賠償・刑事罰、誓約書と初動対応を解説。

代表弁護士 越水 遥
知的財産・ブランド

侵害警告書が届いたときの初動 ― 商標・特許・著作権の権利確認、回答期限の扱い、反論の組み立てと無視・謝罪のリスク

商標・特許・著作権の侵害警告書が届いたときの初動、回答期限の扱い、権利の確認と反論の組み立て、無視・謝罪のリスク、逆に警告を送る場合の注意点を解説。

代表弁護士 越水 遥
Outside Counsel

知的財産・ブランドで顧問弁護士ができること

月額制の顧問契約で、経営に伴う法的判断を継続的に支えます。知的財産・ブランドの分野では、次のような支援を顧問契約の中で行っています。

  • 商標の調査・出願・異議申立(弁理士が担当)とブランド戦略の助言
  • 外注契約・ライセンス契約の知財条項の作成とレビュー
  • 営業秘密の管理体制整備、侵害警告への回答書作成、差止・損害賠償請求
FAQ

知的財産・ブランドのよくある質問

商標登録にはどのくらいの費用と期間がかかりますか。
特許庁の出願料と登録料は区分数により定められており、審査には通常数か月から1年程度かかります。弁理士費用は別途です。具体的な見積りは、出願する区分と調査の範囲を伺ったうえでご案内します。
制作会社に作ってもらったWebサイトを別の会社に改修させてもよいですか。
著作権が制作会社に残っている場合、改変には許諾が必要です。契約書に著作権譲渡(27条・28条を含む)と著作者人格権不行使の定めがあるかを確認してください。なければ制作会社と協議します。
退職した社員が顧客リストを使って営業しています。止められますか。
顧客リストが営業秘密の3要件を満たして管理されていれば、不正競争防止法に基づく差止・損害賠償請求が可能です。管理が不十分な場合でも、誓約書や雇用契約上の義務違反を根拠に対応できる余地があります。早めにご相談ください。
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